【作業実績】アルファード鍵のトラブル対応
2023.06.22 トヨタ
車やバイクなどの車両にはイモビライザー「盗難防止装置」が搭載されているケースがあります。これは新しい車だから必ずついているというわけでもなく、古い車でもついていたり、同じ車種でもグレードや型式・オプションによって搭載の有無が変動したりします。今回紹介するトヨタ「アルファード」は、全て搭載されているため分かりやすいですが、「キーを差し込むタイプ」と「スマートキータイプ」では、見積もりや作業内容が変わってまいりますのでご注意ください。
2002年(平成14年) ANH10 鍵の紛失
鍵が一本もない状態からのご依頼です。日も沈み、雨が降る中での作業となりましたが、鍵を作りイモビライザー登録も完了し、スペアキーも合わせてお渡ししました。
2002年(平成14年) ANH10 サブキーからマスターキー作成
カギを差し込んでエンジンを掛けるキータイプでも、イモビライザーは搭載しています。スペアキーを作る場合は、元々手元に有るカギがマスターキーなのからサブキーなのかによって作業工程が異なります。今回はサブキーを持っている状態からマスターキーの作製を希望で、スペアキー一つと、リモコン一体型(キーレスキー)一つの合計2本を追加登録いたしました。作業はコンピューターの入れ替えではなく、キーデーターの書き換え作業で完了いたしました。
サブキーとマスターキーについて
トヨタ車のある一定の期間は、「マスターキー」と「サブキー」という機能面が異なる鍵をワンセットで提供するという考え方が主流となっておりました。10系のアルファードがその時期にあたりますが、多くのケースでは、「キーレスキータイプのマスターキー」と「キーレス機能がないサブキー」といった組み合わせで提供されました。しかし、必ずしも、キーレス機能がないものがサブキーというわけではないため、こちらも混乱を生じやすいところです。そして、「サブキー」には致命的な弱点があります。ディーラーでスペアキーをお願いした場合、お持ちの鍵がサブキーですと、車内コンピューターの一式交換が必要と言われ、高額請求、もしくはお断りされるケースがあるようです。なお、マスターキーかサブキーかが、分からないときには、カギをイグニッションに挿してみて下さい。カギを差した時にセキュリティーランプがすぐ消えるのがマスターキー、少し経ってから消えるのがサブキーです。
ANH20 スマートキー紛失からの作成
元々中古で購入した際に、スマートキーは一つしか無かったとのこと。今回はそのカギを紛失してしまったため、イチからの作製となりました。スマートキーの紛失の場合は、カギに何個ボタンがついていたか教えて頂けると、よりスムーズな対応が行なえます。
ANH20 スマートキーの追加作成
近々納車予定のお車ですが、オーナー様から鍵が一つでは不安なので、スペアキーを作っておいて欲しいとご依頼がありました。今回は、黒の4つボタンタイプ
リモコンキーのケース交換
リモコンキーのボタン部分が陥没していますが、10系のアルファードにはよくあるトラブルとなります。基盤に問題がないようであれば、ケースのみの交換で解決できる可能性が高いです。
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